ビッグモーターの不祥事が今明らかにされつつあります。
元工場長だった方が不正請求が行われていたことYouTubeなどで鮮明に語られてます。
今回、M氏の証言を分かり易くまとめまさらに掘り下げて調べました。
本題に入る前にビッグモーターってどんな会社なのか、簡単にまとめました。
中古車業界シェア№1、６年連続日本一
従業員6000人、全国300店舗（島根県を除く）
車のお悩みを全部解決するというワンストップ型の親子経営で全国に展開。
ビッグモーター不祥事元工場長が告発「どんな不正に加担してたの？」
- 修理の水増し
- 街路樹の除去
- 事故車の販売
- 保険の架空契約
多くの店舗で多くの不正が行われていることから、これは組織ぐるみではと追及されています。
ゴルフボールを靴下に入れて振り回して車体に当てていたと報道されているが、
実際は軍手に入れて行っていた。
引用：YouTubより
凹みを直す費用と塗装する費用が上乗せされ一円でも高く保険会社に不正請求する事が
日課になっていたそうです。
傷を偽装して箇所を故意に延長させるなど、全てではないが殆どの車にやっていたと語ってます。
月に200台はやっていた。一件当たりの不正請求は5～10万を上乗せしていた。
引用：YouTubより
入社した頃に既に不正はあったようで、Mさんは初めの頃は板金した後に
サフェーサー（下地塗料）っていうのを塗るのだが違うものを塗って
修理したように見せかける（偽造サフェ）を多発していた。
ビッグモーター不祥事元工場長が告発「なぜ拒否できなかった？」
圧力の流れは副社長（兼重宏一）⇒本部⇒工場長
「今月数字を出さないと降格処分」と上から、ボロクソに罵倒される事は多数あったそうです。
店舗の出した成績が給料に反映されるので、達成するには不正しかないと思ったという。
なぜ断れなかったのか？
「降格＝減給、それは避けたかったと」M氏は言います。
生活水準はなかなか急には下げれないでよね、分かります。
苦渋の選択だんたのでしょうね。
グループLINEでは「どうやって工賃を上げる？」などの相談の連絡が頻繁にあり
この事を会社が知らないという事はあり得ないとM氏は言ってます。
会社は一台当たりの粗利益を14万に設定していたそうですが
事故の程度は客によって様々なのに、目標単価を一台いくらで設定するってどうゆーこと？
これが事実ならかなりブラックですよね。
何故売り上げではなく、平均単価でノルマを設定していたかといえば、
一ヵ月に掛かる運営費を逆算すると平均単価×車の台数にして計算する方が一番早いからだと。
Mさんがいた店舗では月1500万の粗利は出ていたそうですが半分以上は
不正請求によるものだと。
時には保険会社から指示を受けてやった事もあったとか。（えっ？)
保険会社との関係もルーズというか、ズブズブだったのでしょうか？
Mさんがいた店舗は福岡の小倉店、関東の千葉店、福岡の八幡店、熊本の宇土店
愛媛の平井店、福岡の古賀店、群馬の前橋店、今回問題になった酒々井店、
最後が東京の多摩店。
普通なら考えられないような無茶ぶりされても辞めなかったのは
やっぱ給料が特別に高かったからだそうです。
なぜ即移動になるのかは、転勤先の店舗の店長が降格されたか？
または力量不足によるものか、トラブルが発生したかで玉突きの移動はよくある事だったそうです。
工場長に就くと安くても50万、Mさんは月に100～150万くらいはあったそうです。
引用：YouTubeより
度重なる限度を超えた無茶ぶりにMさんは耐えてきたんでしょうね。
副社長が言う事は絶対だと、加えて北朝鮮の軍みたいと語ってます
副社長の発言は絶対である!!
息子の兼重宏一氏は2011年4月～2012年6月までは日本興亜損保（現・損保ジャパン）に在籍しており
12年にビッグモーターに入社し3年後に取締役になってます。
元工場長のMさんが副社長の発言は絶対だと語ってましたが、どれ程だったのでしょうか？
報道で明らかになっいるのは以下のようなことです。
歩き方が悪いという理由で自主退職に迫られた女子社員。
座ったままで副社長に挨拶、また髪の色が少し派手、たったそれだけの理由で自主退職。
ひるおびより
実際にこのような指示や命令は本当にあったのでしょうか？
副社長らが全国の営業店舗の掃除や整理整頓が行き届いているか月1に環境整備点検があり
厳しいチェックが入る。
これに備えて前日から掃除を始め終わるのが早くても12時、遅ければ2時、3時でそれは
サービス残業でと、事実なら自分は即辞表を提出しますね。
直近３年で47人の工場長が環境整備点検の成績や対応が不良という理由から降格処分にされてます。
またグループLINEなどで店長はノルマ達成できないと詰められ、何としてもと強迫観念に駆られると。
グループLINEに入らないと、また返信が遅れたりすると解任もあったそうですよ。
第三者委員会の報告書によるとノルマ達成による強い圧力が不適切な会計処理や
行為に及ぶようになったという。
グループLINEで暴言を受けた岐阜の店舗の店長は
2021年6月 うつ病を発症して会社を解雇
2022年9月 交通事故で死亡、両親が訴訟を引き継いでいます。
まとめ
今世間を賑わせているビッグモーターの不祥事についてしらべてみました。
車の全ての悩みを解決してくれるワンストップ型経営は消費者には大変ありがたい一面はありますが、
全て任される側にとっては好都合なカラクリのグレーゾーンも潜んでいたんでしょうね。
保険会社とタッグを組んだワンストップ型経営の中古車販売店も他にも多数あると思います。
今回の根深い不祥事は、真面目に取り組んでる会社並びに車を心底愛してる方達の裏切り行為です。
内部でもコンプラ、パワハラなど問題は山積ですが6000人を抱えた会社だから倒産に至らず
なんとか良い着地点が見つかればいいなと思います。
車を預ける我々も学ぶことを手放してはダメだと教訓にしたいと思います。
ここまで目を通して頂き本当にありがとうございます。
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